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デジカメの画質を決めるバランス



デジカメの画質は
『映像素子サイズ』 『画素数』 『ダイナミックレンジ』 『高感度特性』 『映像エンジン』
これらのトータルバランスで決まります





”画質” の定義は、撮影者の目的や用途によっても変わってきます

ここまで、『映像素子と画素数』 『ダイナミックレンジ』 『ISO と画質の関係』 に触れてきました。
では、結局、デジカメの画質とは、どの辺のバランスをどのように見れば良いのでしょう?

実はこれは、撮影者の目的や用途によって一概に言えない部分もある、非常に定義の難しい問題のような気がします。
というより、もしかしたら 用途によって何に重点を置いて画質を選ぶか という問題なのかも知れないですね。

ですので、以下は、あくまでもkenkenの個人的な意見ですので、参考程度に目を通してください。


●画素数
『大は小を兼ねる』 ではありませんが、基本的には、やっぱり、多ければ多いほど良いと思います。
ですがその反面で、画素数が多くなるほどダイナミックレンジや高感度特性の面で不利になる、とも言われています。

●高感度特性
これも高ければ高いほど良い (高ISOでのノイズは少ないほど良い) とは思うのですが、ところが、高感度に強くなるほど、低感度での画質が落ちたり色調の階調や再現性が悪くなる場合もある、と言われています。

●ダイナミックレンジ
基本的には広いに越したことはないと思うのですが、でも単純に広いというだけではダメな部分もありそうです。

つまり、何かが立てば何かがトレードオフになる感じで、おそらく万能の ”画質” というのは存在しないような気がします。
そのあたりのことを鑑みた上で、2010年初頭の時点では、おおよそ以下のような感じではないかな? と思います。

主用途 画素数 主要ISO域
一眼デジ コンデジ 一眼デジ コンデジ
ファッション系の商業印刷などが主体となる方 2000万~ ~1200万 100~200 80~100
グラフィックデザイナなど素材性重視の方 ~1700万 ~1200万 100~800 80~200
高感度より色調の再現性・階調性が優先の方 1500万~ ~1000万 100~200 80~150
スポーツやイベント・動体撮影が主体となる方 ~1500万 - 800~6400 -
精緻な色調再現より高感度特性が優先な方 ~1500万 ~1000万 800~3200 400~800
日中・屋外での使用頻度が高そうな方 ~1700万~ ~1200万~ 100~800 80~200
夜間・室内での使用頻度が高そうな方 ~1700万 ~1000万 400~3200 100~400
可能な限りオールマイティに使いたい方 ~1700万 ~1000万 200~3200 100~400

おおむね、上記のあたりが、一般的な目安になるような印象に感じられるでしょうか。

※これはkenkenの個人的な印象ですので、実際には、サンプル画像をご覧になってみたり、また
  ネット上などで、実際にご使用の方々の評判なども参考になさってください。


●参考 : カメラ別・デジタル一眼サンプル画像&レビュー記事リンク集
●参考 : カメラ別・コンパクトデジカメサンプル画像&レビュー記事リンク集







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