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絞りとシャッター速度



カメラは絞りとシャッター速度で光の量を調整します





絞りとは

『絞り』 とは、レンズから入ってくる光の量を調節する目的のもので、実際の一眼用レンズの絞りは下の写真のようなものです。

一眼用レンズの絞り
F1.4 F2.0 F2.8 F16

なお、絞りという言葉には、上の写真のような ”カメラの部品・機構そのものの名称” としての意味と、
写真撮影上の効果・要素” としての意味の、2つの意味があります。

- Tips! コンパクトデジカメの絞りについて -
コンデジの場合は、ほとんどの機種はこのような羽ではなくて、ND フィルターという光の量を減らすフィルターを被せることで光の量を調整しています。
つまりレンズ開口部の径は変わりませんので、コンデジの絞りは被写界深度的な効果には全く関係がありません
但し、一部の高級コンデジには、この絞り羽をきちんと搭載しているものもあり、それらのコンデジの場合は被写界深度も変化します。



シャッターとは

シャッターは、レンズを通ってきた光をセンサで受ける時間を調節するもので、一眼デジカメの実際のシャッターとは下のようなものです。

一眼デジカメのシャッター
閉じた状態 開いた状態

この開いた時の、奥に見えているグリーンの部品が映像素子(CMOSセンサ)で、シャッターが開いて映像素子に光が当っている時間のことを 『シャッター速度』 といいます。


カメラでは、この絞りとシャッター速度の組み合わせで映像素子に届く光の量を調整していて、その調整された光の量を 『露出』 といいます。



露出の単位 『一段』(1EV)

絞り ・ シャッター速度 ・ ISOは、それぞれ以下の数値を ”一段 (1EV)” として変動します。
一段変動すると、映像素子に到達する光の量は2倍 (1/2) になります。(ISOの場合は届いた光の判断基準)

項目 単位 一段変動値
絞り F 1 ←→ 1.4 ←→ 2 ←→ 2.8 ←→ 4 ←→ 5.6 ←
→ 8 ←→ 11 ←→ 16 ←→ 22 ←→ 32 ・・・
シャッター速度 1 ←→ 1/2 ←→ 1/4 ←→ 1/8 ←→ 1/15 ←→ 1/30 ←
→ 1/60 ←→ 1/125 ←→ 1/250 ←→ 1/500 ←→ 1/1000 ・・・ 
ISO 感度 ISO 100 ←→ 200 ←→ 400 ←→ 800 ←→ 1600 ←→ 3200 ←
→ 6400 ←→ 12800 ←→ 25600 ←→ 51200 ←→ 102400 ・・・


※レンズではスタートとなる最小の値を ”開放値” とか ”開放 F 値” と呼びます。
  単焦点レンズでは、開放値が 1.x 台のレンズは 『大口径』 とか 『明るいレンズ』 と呼ばれます。
  ズームレンズの場合は、開放値 2.8 で、同様に 『大口径』 とか 『明るいレンズ』 と呼ばれます。
※シャッター速度は、1秒より遅い方向にも、2秒、4秒、8秒、15秒・・・と広がります。
※ISO は、機種によって 50 の設定があったり、また 80 や 200 からのスタートだったりします。

絞りの一段は、ちょっと見慣れない数値に感じられることと思います。 絞りの値は、1をスタートとした
1.4倍 (1/1.4) 毎の数値になっています。
シャッター速度と ISO は、それぞれ数値通りに2倍 (1/2) ごとの値になっていますので、分かりやすいですね。 (シャッター速度の場合はおよその数値になっています)

レンズの絞りですが、

F1.4 F2.0 F2.8 F16

この場合、F1.4 から F2.0 で一段、2.0 から 2.8 で一段、2.8 から 16 で五段絞っている状態となります。

このレンズは開放値が F1.4 で、左端の状態が ”開放” になります。
F 値を上げる毎に写真のようにレンズ内の縁から ”絞り羽” が出てきて、開口部分が小さくなります。
このように F 値を上げることを ”絞る” と表現し、特に F10 を超える辺りまで絞ることを 『Fxx まで絞り込む』 などと表現されることがあります。
なお、カメラを始めて最初の内は 『絞りを絞る』 という言い方が正しいのかどうか人知れず悩んだりします。


実際には、これら、絞り、シャッター速度、ISO は、一段単位ではなくて 1/3 段単位で細かく調整できるカメラ(レンズ)が多いです。











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