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レンズの基本について



レンズには単焦点レンズとズームレンズがあります





レンズの表記の意味

カメラのレンズには 『単焦点レンズ』 と 『ズームレンズ』 があります。

単焦点レンズは、50mm なら 50mm と1つの画角しか撮影できないレンズで、ズームレンズはある一定の範囲で画角を変動できるレンズです。
単焦点レンズの場合は 『50mm / F1.4』、『85mm / F1.8』、『100mm / F2』 などと表記されて、ズームレンズの場合は 『24-105mm / F4』、『28-135mm / F3.5-5.6』 などと表記されます。
これら ”F○○” の部分が開放F値を表していて、この値が小さいほど明るいレンズと言われます。

また 『28-135mm / F3.5-5.6』 などと表記されているレンズは、ズームによって開放F値も変動するという意味で、”28mm 時で F3.5” 〜 ”135mm 時で F5.6”、という意味になります。 F値変動ズームの場合は望遠側の方が暗くなります。

そしてこれらレンズは、焦点距離毎に、おおむね以下のように区別されます。
高倍率でない標準的な3〜4倍ズームの場合は広角側のスタート焦点距離で区別されるようです。

 ・ 24mm 以下 : 超広角レンズ / 広角ズーム
 ・ 24mm 〜 35mm : 広角レンズ / 標準ズーム
 ・ 35mm 〜 70mm : 標準レンズ / 標準ズーム
 ・ 70mm 〜 135mm  : 中望遠レンズ / 望遠ズーム
 ・ 135mm 〜 300mm : 望遠レンズ / 望遠ズーム
 ・ 300mm 以上 : 超望遠レンズ

ズームレンズの場合、24-105mm というのは 24mm から 105mm まで焦点距離を変動できる、という意味で、この場合の 24 と 105 のおおむねの倍率を見て 『4倍ズーム』 と呼ばれます。 中には 28-300 など 『10倍ズーム』 もあります。 なお、一般的には、このズーム倍率が大きいレンズほど描写性能は悪くなる傾向があります。

これら、レンズに関する、一般的な評価は以下のようになっています。

▽要素 単焦点レンズ ズームレンズ
3〜5倍
低倍率ズーム
6倍以上
高倍率ズーム
利便性 不便 便利 更に便利
描写性能 良い やや劣る 劣る
開放 F 値 明るい 暗い 更に暗い
ボケ的表現の幅 広い 狭い 更に狭い
画角的表現の幅 狭い 広い 更に広い
サイズ 小さい 大きい 更に大きい

(※同ランクのレンズ同士を比べた場合の、一般的な評価です)

なお、コンパクトデジカメの場合は、ほとんどの機種がズームレンズを搭載しています。
(一部高級コンデジには単焦点レンズを搭載している機種もあります)







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