■デジカメ入門☆使い方・使いこなし&撮影テクニック教室 >> 撮影術 - 基礎編 |
ホワイトバランスを変えて撮ってみよう! |
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●デジカメは料理写真が苦手 |
デジカメには、必ず 『オートホワイトバランス』 の機能がついています。 そして最近のデジカメはオートホワイトバランスが優秀ですので、ほとんどの場合、撮影者はホワイトバランスのことを気にせずに撮影を楽しむことができます。 ですが、この優秀なオートホワイトバランスにも、苦手とする状況もあります。 |
これは、レストランの店内やショッピングセンターのフードコートで撮影したものなのですが、全体的に黄色っぽく写ってしまっているのがお分かりいただけると思います。 ブログなどでも、ときどきこのような写真をお見受けするのですが、特に料理写真がこのような感じに写ってしまうと非常にもったいないです。 レストランなど飲食店の店内では、暖かくて雰囲気ある電球照明を使っている場合が多く、その色温度が被ってしまうとこのように黄色っぽくなってしまいます。 これが、人物や店内の雰囲気も含めた写真の場合でしたら、その場のムードや雰囲気も大切ですので、照明の色味も少し残った方が良いと思うのですが、料理だけをアップで撮る場合は 『料理写真』 ですので、これはお店の雰囲気云々とはまたちょっと違った意味合いになると思います。 オートホワイトバランスの場合は、なんとなく全体的な雰囲気を大切にしているような印象があって、たぶんそのために、料理だけをアップで撮ると色被りが目立つ結果になってしまうのだと、kenkenはそんな気がしています。 このような場合は、ホワイトバランスを ”オート” から ”電球” に変えてみますと、写り方もこのように変わります。 |
オートホワイトバランスで撮影 | ホワイトバランス 『電球』 で撮影 | |
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いかがでしょうか? 色味がすっきりして、特に1枚目の写真など、卵が卵らしい色で美味しそうになりました。 デジカメではホワイトバランスを簡単に変えて撮影できますので、モニタに映し出された画像を見て 『色味がおかしいな?』 と感じた時は、ぜひホワイトバランスを変えて撮ってみてください。 ■お店のロケーションや食事の時間帯 ・ 坐る席によっても色温度は変わります。 お昼に、大きな窓際の席でいただく時とか、またオープンテラスのようなカフェでいただくような場合は、店内照明よりも外光の色温度の方が大きく影響してくる場合もあります。 その時どきの色んな要因によって色温度も変化しますので、撮った画像をモニタで確認しながら最適なホワイトバランスを探してみてください。 光源がミックスして、カメラにプリセットされたホワイトバランスでは色を出すのが難しい場合もありますので、そんな場合は、ぜひマニュアルホワイトバランスも試してみてください。 ●関連項目:光源とホワイトバランス ●参考:マニュアルホワイトバランスを使ってみよう |
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