■デジカメの使い方・使いこなし&撮影テクニック教室 >> レタッチソフトを使ってみよう! |
写真の明暗差を補正 |
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元の写真 | 調整後の写真 | |
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●明暗差が激しい写真では部分調整が必要になります |
こちらの 『ダイナミックレンジ』 でご紹介していました写真の、明暗差の補正方法をご説明します。 本来、もしこれが明暗差の少ない写真でしたら、以下のようにトーンカーブを使用することである程度は補正できます。 |
トーンカーブのチャンネル ”RGB” で、暗部側 (左側) を持ち上げます。 明暗差の少ない写真の場合は、これで自然な感じに補正できる場合があります。 |
ですが、この方法ですと、明暗差の大きな写真の場合は、下のように色調感が大きく崩れた結果になってしまいます。 |
明暗差の大きな写真をトーンカーブだけで調整を行うと、色調感が崩れた印象になります |
このような場合は、以下のような手順で、部分ごとに明るさ調整を行います。 ※なお、この調整の手法は無数に存在します。 ここではkenkenがよく行う方法をご紹介しています。 |
●1: ツールメニューから 『選択ツール』 を選んで、(ここでは多角形ツールを使っています) ●2: 『ぼかし』 を 30px くらいに設定し、(元画像のサイズによって変わります) ●3: マウスを使って、写真内の暗い部分を囲んで行きます。 |
●1: 囲んだ状態のままで 『コピー&ペースト』 を行います。(自動的にレイヤーが作成されます) ●2: 複製したレイヤーを 『スクリーン』 に設定します。 |
すると、陰の部分だけにスクリーン効果が作用して、暗かった部分が明るくなります。 これで黄色○の部分は適度な明るさになりましたが、緑○のあたりはもう少し明るい方が良さそうですので、この部分だけをもう一度複製して、そのレイヤーも 『スクリーン』 にします。 |
赤○部分が更に複製されたレイヤーで、全部で3枚になりました。 このあと、写真内黄色○部分の男性の背中だけ明るくなりすぎましたので、その部分を消しゴムで 消しました。 |
これで、自然な感じに明暗差が補正されました。 |
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