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光学ズームとデジタルズーム



デジタルズームは常用外の緊急機能と割り切りましょう





デジタルズームは画質が低下します

ほとんどのコンパクトデジカメには、光学ズームにプラスして 『デジタルズーム』 が搭載されています。
よく音楽CDなどでは ”デジタルはノイズが乗らずに音がクリア” と言われているためか、カメラのズームも、デジタルの方が画質が良くてクリア、と勘違いしてらっしゃる人がいますが、カメラの場合は、デジタルズームは著しく画質が低下します

下の写真はキヤノンの IXY900IS で撮影したものですが、まずはこちらをご覧ください。
(画像はそれぞれクリックで大きくなります)

全体画像 等倍で切り出し
28mm

これを1倍
とします
↓↓↓ 本来の画質です
105mm相当

光学
3.8倍ズーム

ここまでが
光学ズームです
↓↓↓ 画質は低下しません 切り出しでも低下はありません
420mm相当

デジタル
15倍ズーム
画質低下が目立ちます 一層低下が目立ちます

ご覧のように、デジタルズームでは著しく画質が低下しているのがお分かりいただけると思います。
なぜこのような状態になるかと言いますと、光学ズーム 105mm の状態から中央を切り出して、それをデジタル補間 (存在しない間欠部分を予測的に補う技術) で拡大したのと同じ状態だからです。

望遠的に撮影出来ること自体は非常に便利だとは思うのですが、デジタルズームは 『画質よりとにかく大きく撮影したい』 というような場合の、”常用外の緊急機能” と割り切っておいた方が良いと思います。







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