Adobe Lightroom は高機能な現像&画像DBソフトです

Adobe Lightroom は、極めて高機能な現像ソフトであると同時に
画像管理に優れた ”画像データベースソフト” でもあります
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●Adobe Lightroom とは?

極めて簡単にまとめてしまいますと、Adobe Lightroom とは、

『非常に高機能な
”RAW 現像ソフト”
であり、同時に、非常に優れた
”画像管理データベースソフト”
でもある』

と、言えそうな気がします。

この ”RAW 現像ソフト” と ”画像管理 DB ソフト” の2つの顔は、どちらも同じくらい有名で秀逸な機能となっているのですが、実は恥ずかしながら、kenkenはずっと 『画像管理ソフト』 の一面だけを、知っている ”つもり” の状態でいました。

kenken自身は、どちらかというと多人数が参加するイベント撮影を主催者から依頼されることが多く、中には200人くらい参加されるイベントもあるのですが、そのような撮影で、『参加者お一人お一人をまんべんなく撮れるように (ある人だけ1枚も写っていないなんてことの無いように)』 撮影していますと、一日の撮影で数千枚なんてことがしょっちゅうあります。

Lightroom は Ver.3 から、Sylkypix は Ver.4 から ”所有” してはいたのですが、数千枚にもなる撮影ではさすがに RAW 撮影というわけにも行かず、また撮影後の画像チェックや振り分け、さらに一括での修正や書き出しなども、(kenkenの場合は) キヤノンの DPP の使い勝手に慣れていたこともあり、結局、Lightroom も Sylkypix も、所有はしているけれど、実際はほとんど活用することもないまま、バージョンアップすることもなく過ごしてきました。

ここ2年ほど、”数量に依存する性質の品質” より ”写真作品的な品質” が求められるご依頼を頂く機会が増え、その頃、ちょうど Lightroom の ”部分 WB 調整” が話題になっていたこともあって、再び Ver.5 から Lightroom ユーザーとして現在に至っております。

最初は ”使い勝手” に戸惑います

Lightroom は、ある程度使い慣れてくるほど扱いやすさが実感できてくる素晴らしいソフトなのですが、実はその 慣れるまで に結構大きな壁があります。

例えば Photoshop の場合でしたら、ソフトを起動して、ファイルを読み込み、編集して保存する・・・という、Excel や Word などと同様にパソコンで何らかのソフトを使う上での一般的な流れになります。

また、例えば Canon の DPP の場合でしたら、画面左側のファイルビューアでフォルダを選択すると、そのフォルダ内の画像がサムネイルで一覧表示されて、そのサムネイルの1つをダブルクリックすると編集画面になり、編集を行った場合はその内容を保存するかどうかが訪ねられる・・・という、これも画像処理ソフトとしては一般的な操作法となっています。

ところが Lightroom は、それらいずれのソフトとも異なって、少なくともkenkenにとっては今まで見たこともない ”概念” が採用されていて、その概念を把握するまで結構な時間を費やしてしまいました。

恐らく、この概念的に一番近そうなのが Access などデータベースソフトで、データベースを扱い慣れている方ほど Lightroom の概念も掴みやすいような気がします。

実際には、この辺りの事など把握していなくても ”現像ソフト” としての性能は十分に享受できるのですが、でもこの基本概念をきちんと把握できていない場合、使い込んで行くほどに、
後々、わけが分からないような事態にも遭遇してしまいかねません
ので、まずこの辺りのことからご説明して行きたいと思います。